感謝祭に“生”の七面鳥が流れ着く? 米ユタ州グレートソルトレイクの岸辺で“珍現象”のワケ

公開日: 更新日:

 米ユタ州のグレートソルトレイクの岸辺には、感謝祭(今年は11月28日)が近づくと生のターキー(七面鳥)が流れ着くことが珍しくないという。

 なぜか?

 それを理解するには、まず「ブライニング」という調理法を知る必要がある。海水ぐらいの塩分濃度(3.5%)の水に肉を漬け込むことで、日本では鶏の胸肉などを柔らかジューシーにするテクニックと知られている。筋繊維が柔らかくなり、筋細胞内に水分が吸収されるからだ。

 そしてグレートソルトレイクは塩水湖。大きなターキーをブライニングする容器がないなどの事情から、ターキーをロープで結んで湖に投げ込み、ブライニングしようとするわけだ。

 ところが、グレートソルトレイクは結構、波が荒い。ロープがほどけてターキーが流されてしまう場合もある。そして、そもそもこの湖水の塩分濃度は南部で5~15%、北部では20~25%と海水よりもはるかに高く、ブライニングにまったく向いていないという。衛生面の問題もある。

 写真は先日、湖南西部のシルバーサンズビーチに流れ着いたターキーで、グレートソルトレイク州立公園が公式インスタグラムに掲載したもの。「毎年、注意を促していますが、グレートソルトレイクでターキーをブライニングしないでください」と呼びかけている。

 ◇  ◇  ◇

「食」にまつわる面白エピソードは尽きることなし! もっと読みたい人は、以下の■関連記事もぜひ!

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    高市首相が今上陛下を「こんじょうへいか」と呼んだのは「不敬」なのか?

  2. 2

    税収が前年度比「9兆円増」の異様とカラクリ…恩恵なく生活が苦しい庶民から飛び交う怨嗟の声

  3. 3

    スマホ注文の「モバイルオーダー」はなぜ普及しないのか…マックやスタバでレジに行列ができる理由

  4. 4

    日本の女性差別を国連も憂慮…高市首相は女性のはずなのに、なぜ女性・女系天皇に反対なのか

  5. 5

    意外と批判は少数?「めちゃウザい」「お前イエローや!」本田圭佑の“言いたい放題W杯解説”はなぜウケた?

  1. 6

    小室圭氏実家はポリスボックスで過去に物議…旧宮家の養子案「皇族になれる資格を持つ人間」が増えたら危惧されること

  2. 7

    なぜ女性天皇はダメなのか?旧宮家の養子案そのものが、女性・女系天皇を阻止するために生まれたものだ

  3. 8

    高市首相の“悲願”消費税減税「2年限定」の落とし穴 2029年は増税ショックと物価高のWパンチが庶民生活を襲う

  4. 9

    オランダ訪問の晩餐会での天皇のスピーチと雅子皇后…"旧宮家"に求められる「皇室外交」と担い手の難しさ

  5. 10

    今や65歳以上の4人に1人が働く社会に…再雇用は当たり前、社員と同一労働、同一賃金への見直しも進む

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離