甲州市立勝沼図書館(山梨県)ぶどうとワインの資料は3万冊

公開日: 更新日:

 甲州市勝沼町は山梨県のほぼ中央に位置し、ぶどうやワインの産地として知られる。

 甲州、マスカットベリーA、シャインマスカットなどのぶどう畑と、大小合わせて46ものワイナリーに囲まれているのが甲州市立勝沼図書館だ。

「周囲はぶどう畑ですし、景色は素晴らしいと思います。扇状地にあり、来館されたソムリエの方はフランスのブルゴーニュ地方に似ているとおっしゃっていました。当館を拠点に徒歩でワイナリーめぐりをする方もいらっしゃいます」(同図書館司書の古屋美智留さん)

 何しろ約12万冊の蔵書のうち、4分の1にあたる約3万冊がぶどうやワインに関する資料というから驚く。「ぶどうとワインコーナー」にはそれらが所狭しと並んでいるうえ、毎年10月から年内いっぱいは「ぶどうとワインの資料展」を開催。年ごとにテーマを変え、図書館の中央に資料を展示している。

「ぶどう栽培が盛んでワイナリーも多い土地柄ですから、地域の方に古い資料を提供していただいたり、古書店を回ったり、ぶどうとワインに関するものは高価な辞典なども含めてできる限り集めています。なので付近のワイナリーの方が閉館まで本を読んだり、ここで勉強されてソムリエ資格を取られたり……。最近はワインのことを調べるために大阪からいらした方もいました」(古屋美智留さん)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所