著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

トランプ政権で価値観ガラリ…世界が変わっても「自分の基準」を持ち続けられるか

公開日: 更新日:

「地球が温暖化しているから大雪が降るのです」

 この説明を受けて、納得する人がいるのだろうか。

 確かに地球の気温が上がると、海水などが蒸発し、大量に雲が発生。それが大雪につながる可能性はある。ただ、一般的に雪は寒いところで降り、常夏の国ではまったく降らない。ちょっとロジックが極端すぎるのではないか……。

 最近になって、企業が続々と「脱炭素の国際枠組み」から脱退している。三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、野村ホールディングス……。米国でも“リーダー役”だったブラックロックが離脱している。

 年初にトランプ政権が発足。「CO²地球温暖化犯人説」に疑問符がついており、この流れに追従しているのだ。

 これまでのバイデン政権は地球環境やジェンダー問題、ウクライナ戦争にも積極的に関与してきた。

 しかしトランプ政権になると、これらを全否定。パリ協定から再離脱すると言い、女性スポーツからトランスジェンダーを排除、ウクライナ戦争の停戦を模索している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波