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黒岩泰株式アナリスト

1円玉は貯まるばかり…大量の小銭と中高年の悲しい「共通項」

公開日: 更新日:

「おまえ、盗まれているぞ!」

 まだ、若かりし20代のとき、隣の席の先輩からこう言われたことがあった。

「課長がおまえのお金を盗んでいる」と……。

 どうやら自分の机の一番上の引き出しから、毎回100円ずつ盗んでいるという。社内の自販機でジュースを買うためだ。

 それを課長に問いただすと、「バレた?」とあっけらかんとした様子。罪悪感がまったくないらしい。逆に「そもそも小銭を引き出しの中に、貯め込んでいるおまえが悪い」と言わんばかりだ。

 のちに数えてみたら、全部で7万円くらい入っていた。「チリも積もれば山」である。

 その「貯めグセ」は大人になっても直らず、この間、部屋の掃除をしたら「バケツ1杯分」の小銭が出てきた。果たしてこれをどうやって処分しようか。

■両替には手数料、「小銭お断り」も多く…

 今、銀行で両替すると、やたらと手数料をとられてしまう。「せっかく貯めたのに、手数料を取られるのはバカらしい」。でも、ATMへの入金も、「小銭拒否」のものがほとんどだ。コンビニだって「20枚まで」みたいなルールがある。

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