岡山市南区の山火事は「木の焼却の火」が原因か…出火元の責任はどうなる?

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 火の取り扱いの不注意が、原因の可能性がある。

 先月23日に岡山市南区で発生した山火事は、28日に「鎮圧」が宣言されたが、いまだ「鎮火」には至っていない状況だ。焼損面積は565ヘクタール(東京ドーム約120個分)にも及び、県内で起きた山林火災としては過去最大規模となった。けが人こそいなかったが、一時は627世帯1146人に避難指示が出される事態に発展した。

 岡山県警は出火の原因を調べている。関係者によると、現場近くに住む高齢男性が「ガスバーナーの火が燃え移った」と警察に話しているという。男性は23日に知人の依頼で伐採した木をガスバーナーで焼いていたところ、風にあおられ山に飛び火したと説明。水道にホースをつないで消火の準備もしていたが、燃え広がる火に追いつかなかったという。

 この山火事では、住宅や倉庫など6棟が焼ける被害が出た。火事により林業などにも支障が出れば、莫大な賠償金が発生するのかと気になるところだ。

 仮に男性が出火の原因だったとすれば、どの程度責任が問われることになるのか。弁護士の山口宏氏に聞いた。

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