「外圧インフレで『デフレ脱却』が見え始めた」…物価研究の第一人者が説く
渡辺努(東大名誉教授)

日本国内の物価高が本格化した2022年春から3年が経った。相次ぐ食品値上げに光熱費の上昇、コメ価格の高騰もあいまって、家計は苦しくなるばかり。春闘の平均賃上げ率は昨年から2年連続で5%台の高水準だが、物価上昇に追いつく気配は感じられない。およそ30年ぶりのインフレに閉塞感が漂う…
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