コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯

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 コメ生産量国内3位の秋田県では、より事態が深刻化している。今夏は例年以上に少雨傾向が著しく、猛暑が続くことも懸念されている。県は今月24日、コメ農家などへの対策指導を協議する会議を開いた。

 県職員の報告によると、地域によっては水が確保できず田んぼが乾燥し、深い亀裂が生じているという。また、秋田地方気象台の担当者は、今月中旬の雨量が平年の5~10%ほどにとどまっていると話した。秋田県水田総合利用課の担当者もこう嘆く。

■「収量や等級の低下は避けられない」

「今年はとにかく雨が降らず、水不足がひどい。生産者からも『田んぼに水を入れたくても水がない』との声が上がっています。しかも、例年は少雨になると猛暑になる傾向があり、気象台も向こう3カ月は気温の高い状況が続くと予想している。今後も過酷な天気が続くようなら、収量や等級の低下は避けられません」

 1993年には記録的な冷夏が「平成の大凶作」を引き起こした。今年は厳しい暑さと干ばつのダブルパンチで、再び大凶作のシグナルが全国のコメどころで点灯し始めている。

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