クマだけじゃない危険動物たち…4年で7倍と国内で急増する「トモエガモ」がもたらす恐怖とは?
都心でも実はさまざまな被害が起きている。千代田区のホームページに掲載されている情報によると、危険な特定外来生物として「クビアカツヤカミキリ」や「ヒアリ」、「セアカゴケグモ」などが都内で発見され、注意が呼びかけられている。
■百人の命を奪いかねない危険動物とは?
実は深刻なのが、バードストライクの問題である。2024年12月に韓国で起きた旅客機事故では、トモエガモという鳥との衝突が原因とされており、179人が死亡した。このトモエガモが近年、日本国内で急激に増加している。
環境省の調査によると、トモエガモの個体数は2020年度の約2万羽から2024年度には約14万7000羽と、わずか4年で7倍以上に増加した。樋口氏は「トモエガモは間違いなく最も危険な鳥種だ。一度航空機に当たると次々に衝突する危険性が高く、大事故につながる可能性がある」と警鐘を鳴らす。
日本では幸い重大な航空機事故は起きていないが、年間約1500件のバードストライクが発生している。出雲空港では滑走路周辺で数万羽の群れが飛び回る様子が目撃されており、2024年1月には実際に航空機にトモエガモ3羽が衝突し、折り返し便が欠航する事態も起きた。樋口氏は対策について、「とにかく重要なことは、現状を正しく認識すること。鳥がいつどこにどのくらいいて、どの程度の範囲を動き回るのか、空港とどのくらい接近しているのかを把握することが基本です」と強調する。
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