【カワハギ】肝パンのこの時期はフグにも勝る
【カイワリ】釣り人しか味わえない“幻”の極上美味
■つり具いとう(静岡県伊東市)
カイワリって魚、ご存じですか? アジの仲間で大きくても25センチくらいなんですが、とにかくうまい。甘みがあって上品な白身魚です。魚屋さんではまずお目にかかることはなく、釣りでもカイワリをメインに狙う船は少ない。マダイ釣りの外道でかかってきたりする魚なんですが……静岡県の伊東にはこのカイワリをメインで狙えるボートが出ています。
季節的には10月以降になります。おいしい上に引きも強い魚なので釣りとしても楽しめます。ポイントは海岸からボートを漕いで20分くらいで水深は35メートルちょっと(ボート店で教えてくれます)。
仕掛けはライトアジとほぼ同じ、カゴ付きの天秤に2本バリ、オモリは40号。コマセを入れて餌のオキアミを付けます。
着底したらハリスの長さ分はリールを巻いて仕掛けが馴染むまで10秒くらい待ちます。しゃくりながら少し(50センチほど)タナを上げ、少し待ったらまたしゃくって50センチ巻く。この繰り返しです。待つ時間と巻き上げ幅はいろいろと試してみてください。
覚えておいていただきたいのは「カイワリは逃げていく餌を追いかけて食う」ということ。ずっと置きっぱなしで釣れることはまずありません。かかったら、口が軟らかいので取り込みには必ずタモを使ってください。
カイワリ以外にもマダイ、イトヨリ、ホウボウ、サバ、ソウダガツオなどゲストは多数。
ともあれ、釣り人しか味わえないカイワリの新鮮な刺し身をぜひ一度味わってみては!
▽松本秀夫(まつもと・ひでお) 1961年、東京都生まれ。ニッポン放送「ショウアップナイター」のプロ野球中継アナウンサーとして活躍。2017年にフリー。「三度の飯より釣りが好き」な業界の太公望。
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