「また会いたい人」になる会話のヒント
反対に雑な言葉で話を終えてしまうと、話し手自身も雑な人という印象を持たれてしまうことも。会話の印象は、話の終わり方が大きく影響します。
■最後まで言葉にする
感じのよい会話に欠かせないのが、伝えたいことを最後まで言葉にすることです。たとえばお礼を伝える場面。「どうも」で終わらせず、「どうも、ありがとうございます」としっかりと言葉にする。省略せずに伝えることで、気持ちは相手に正しく届きます。これは「話の終わりを大切に」にもつながります。
「言わなくてもわかるだろう」ではなく、気持ちは言葉にして初めて伝わる。その意識が、会話の信頼感を支えます。
■感謝の気持ちは「ありがとう」
会話の中で、つい口にしてしまう言葉が「すみません」。謝罪の場面はもちろんですが、お礼や呼びかけ、何かをお願いするときなどに使える便利な言葉です。
もちろんどれも使い方として間違いではありませんが、感謝の気持ちを伝える場面で使ってしまうと少しもったいないですね。お礼を伝えるときは、「すみません」より「ありがとうございます」。謝るよりも、感謝の言葉を届ける方が言われた方はうれしいものです。
口にする言葉が相手にどう届き、どんな気持ちになるのか。そこまで考えて言葉を選べる人こそが「また会いたい人」なのかもしれません。


















