加藤清正、徳川家康、前田利家…地元に住む筆者が佐賀の交差点に武将の名がつく理由を解説する
名護屋城だけでなく観光地がギュッと詰まっている
名護屋城自体の楽しみ方としては、強固な石垣の作りを見ることができるほか、天守閣跡地から海と他の陣を見下ろす景色が私自身は気に入っている。各陣跡の場所については、天守閣近くに地図付きの案内板がある親切設計である。
名護屋城博物館は、名護屋城全体の巨大ジオラマがあったり、秀吉の「黄金の茶室」の復刻版があるなど、もちろん朝鮮出兵と名護屋城に関する展示を見ることができる。だが、常設展示の多くを占めるのが朝鮮との交流史である。
100を超える陣跡があるため全部を一日で訪れるのはほぼ不可能だとは思うが、取りあえず前田利家陣跡と堀秀治陣跡は行っておいた方がいい。何しろ、その辺は観光地として優れている。
というのも、名護屋城の先の波戸岬(はどみさき)にはサザエのつぼ焼きとイカ焼きが食べられる「サザエ小屋」があるのだ。寒いシーズンにはカキも焼いてくれる。晴れていれば海は青く、草原の緑と相まって絶景となる。さらには天然記念物・七ツ釜も近いため、名護屋城だけでなく観光地がギュッと詰まっていてとても興味深く、面白い。
さらに呼子まで足を伸ばせばイカが食べられる。イカが名物の店は行列覚悟ではあるものの、透明のイカを食べれば満足できることだろう。というわけで、陣跡の名称の交差点の話の続きを紹介した。
▽中川淳一郎(編集者・PRプランナー) 1973年生まれの編集者・PRプランナー。多数のウェブメディアの記事にかかわる。日刊ゲンダイ「週末オススメ本ミシュラン」担当。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『それってホントに「勝ち組」ですか?』など。


















