今や65歳以上の4人に1人が働く社会に…再雇用は当たり前、社員と同一労働、同一賃金への見直しも進む
「65歳までの再雇用は当たり前になってきています。また、当初企業側が再雇用は年収の6割といった議論も多かったのですが、人手不足もあり社員と同一労働、同一賃金といった労働条件の見直しも進み、仕事の内容も従来と変わらず継続してもらうという方向に企業側が変わりつつあります」
労働組合のある大手企業では、すでに春闘で再雇用の従業員に対し、正社員の賃金に見合う給与を要求して労使の話し合いが進められ、賃上げ率も正社員に見合う水準の要求も提出されている。
東レ経営研究所の福田貴一人材・組織開発部門長は、再雇用で働くシニアには2つのタイプがあると、こう指摘する。
「それまでの仕事に縛られず自ら働く場所を選択するシニアと、それまで所属していた企業の延長で働こうとするタイプがあります。さらにその再就職後も働く意欲を持つ人はリスキリングをしなければ働く選択肢は限られてきます。新たな領域に手を伸ばすにはそれまでの武器だけでは戦えない。退職時期の前からリスキリングの準備をする心構えが必要です」
スキルアップはより再雇用での選択肢を広げ、自らの価値を高めることにつながる。
(木野活明/ジャーナリスト)
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