夏の風物詩「花火大会」関係者から相次ぐ嘆き節…クマ対策だけじゃない、開催が危ぶまれる深刻運営事情
今年は実行委員会の若者やNPO法人のスタッフが駆けずり回って開催にこぎつけましたが、遠からず規模を縮小することになるかもしれません」
■運営側の熱中症対策でスポドリ配布。暑過ぎて屋台の売り上げ伸びず
警備費用の上昇は、兵庫県に限った話ではない。さらに追い打ちをかけるのが、記録的な暑さだ。近年の夏は、日中の気温が35度を超える猛暑日が珍しくない。観客だけでなく、長時間屋外で勤務する警備員や運営スタッフの熱中症対策も必要で、休憩所の設置や飲料の確保、救護体制の強化など、新たなコストが発生している。Tさんが続ける。
「熱中症対策にも多額の費用が掛かります。かつては救護所を設置するぐらいでしたが、今では救急隊員と看護師が待機し、ミストファンや大型送風機を設置。昔なら水分補給は“自己責任”でしたが、今ではスポーツドリンクや経口補水液を配布し、一定以上の気温になれば休憩時間も取らせます。
酷暑は集客面にも影響があるようです。高齢者や小さな子どもがいる家庭は“暑すぎるから行かない”という話はよく聞きますし、若者も打ち上げ直前まで会場入りしない傾向があり、夜店の店主からは『食べ物が全然売れない』という声も聞かれます。本当は今年から有料席を設置しようという話がありましたが、担当者が言うには『価格設定を間違えると二度と来てもらえない』『協賛企業が離れたら意味がない』など、色々と難しい理由があるようです」
















