著者のコラム一覧
坂田冬彦

1962年生まれ、神奈川県出身。役所勤めの後、憧れだった路線バス運転手に。60歳で定年退職。現在大型ショッピングセンターの施設警備員として奮闘中。

(1)「警備員」って、こんなことまでやるんだっけ?

公開日: 更新日:

 急いで現場に向かうと、フォークリフトの後輪が泥にはまってスリップして動けなくなっている。どうしたものかと少し考えて、近くにあった板をフォークリフトの後輪の下に挟み、現場にいた従業員と一緒にフォークリフトを何度か押し、泥の中からの脱出を成功させた。

 作業をしながら、私は考えていた。

「俺、なんで、こんなことをやらされているんだろう? これって従業員たちでやればいいんじゃないの? 夜間1人しか勤務していない警備員をわざわざ呼び出してやらせることなの?」と。本来、警備員の仕事は万引防止や駐車場での事故の処理、迷子の捜索、具合が悪くなったお客さまの対応などに限定されるのではないだろうか。

 だが、私が働いているこの施設では、掃除やショッピングカートの片付け、ちょっとした施設の修繕までが「警備」に含まれている。経費削減のためなのだろうが、設備のメンテナンスを行う「設備員」のような人が、この施設にはいない。そうした業務も警備員がやらなければならないのだ。

 ここで警備員として働きはじめた頃、「なぜ、こんなことまでやらなければならないのか?」と感じていた私であったが、いまでは「仕事があるだけまし」「しょうがない」と諦めている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  2. 2

    U18高校代表16人の全進路が判明! プロ志望7人、早大&青学だけで計4人、社会人は2人

  3. 3

    大谷翔平「古巣エンゼルス復帰」の仰天情報! エ軍球団売却とド軍オーナー不祥事が招く急展開

  4. 4

    テレ東「日本3大吞み食べドラマ」でも栗山千明「晩酌の流儀」に注目するワケ

  5. 5

    大谷翔平は「今季終了」か…現地で飛び交う「ロスで手術中」の怪情報とその根拠

  1. 6

    花博ならぬ高市首相PR動画が大炎上! 内閣広報予算10倍超「72億円」要求への猛反発も止まらない

  2. 7

    「男系」どころか「フカ系」? 神武天皇を持ち出す"皇統2600年論"と神話の奇妙な関係

  3. 8

    東京の下町3兄弟「足立・葛飾・江戸川」安さだけじゃない意外な魅力 問題視された治安は今や改善

  4. 9

    水前寺清子(2)「私にとって星野哲郎先生は人生の師です」

  5. 10

    岸田元首相も“激怒”! 高市首相の内閣改造めぐる“パワハラ”アンケートに自民党内から非難轟々