(1)「警備員」って、こんなことまでやるんだっけ?
安い賃金の上、ここまで説明してきた通り「警備員」の実態がこれだから、新しい人が入ってきても、その惨状に呆れて辞めてしまうのだ。その結果、残されたわれわれが、誰一人倒れることもできぬままシフトを回しているのが現状なのだ。他のショッピングセンターの警備員はわからないが、ここでは「何かあれば警備員にやらせろ」という不文律の“決まり”が定着しているのである。
▽坂田冬彦(さかた・ふゆひこ) 1962年生まれ、神奈川県出身。役所勤めの後、憧れだった路線バス運転手に。60歳で定年退職。現在大型ショッピングセンターの施設警備員として奮闘中。

















