騒音、排熱、環境破壊懸念…千葉ニュータウン中央駅からわずか1kmの「データセンター銀座」を歩く
建設反対運動は東京都内でも
住民との間には、こんなトラブルも起きている。新たなDCを駅前市街地のど真ん中に建てる計画が立ち上がり、反対運動に発展しているのだ。
その建設予定地は千葉ニュータウン中央駅からわずか400メートルほどの距離だ。DCの高さは約50メートルとされており、付近のマンションの日照権を侵害する恐れがある。また、景観破壊や、騒音、振動などが懸念される。そのため、近隣住民などが、建築確認処分の取り消し訴訟や、市へ住民監査請求に踏み切ったと報じられている。
同様の問題は、東京都内でも起きている。日野市の日野自動車工場跡地に、大型DCの建設が予定されている。しかし、予定地はこちらも住宅街に近いため、住民が周辺環境の悪化を懸念し、建設に反対する住民運動に発展している。
今年4月には日野市が、建設する事業者に対し基本情報の開示や、環境アセスメントの実施を求める要請を出した。騒音や排熱、二酸化炭素排出量、生物多様性の保全などへの配慮も必要だとしている。
高度にデジタル化が進んだ現代社会に、DCは必要不可欠だ。しかし、急速な整備に対し、住民が抱く不安は決して小さくない。
(取材・文=橋本悠太/日刊ゲンダイ)


















