親が株を売っただけなのに、翌年の医療費が「1割→3割」に…高齢者が陥る資産整理の落とし穴

公開日: 更新日:

医療費負担が3割になっている!」

 普段の外来通院ではそれほど高額になることはない。せいぜい数百円程度だ。だが、問題は入院が必要になった場合の医療費である。高齢者は常に体調の不安を抱えている。筆者が勤めている救急病院に搬送されてくる高齢者の搬送理由の多くが「誤嚥肺炎」「尿路感染症」そして転倒による「骨折」である。救急搬送されれば請求金額は高額になる。さらに入院となればたいていの場合、月単位での入院になる。そうなったとき、医療負担割合が1割か3割かでは大きく違ってくる。

 後期高齢者医療制度では限度額が7段階に分かれている。収入が年金のみの世帯はさらに「一般」「低所得Ⅰ」「低所得Ⅱ」と分けられる。限度額は「低所得Ⅰ」は外来で8000円(入院と外来あわせて1万5000円)、「低所得Ⅱ」は外来で8000円(入院と外来あわせて2万4600円)である。次に一般的な年金受給者で負担割合が1割か2割の場合、限度額は外来で1万8000円(外来と入院あわせて5万7600円)である。

 現役並みの課税所得がある世帯は3段階に分けられており、「現役Ⅰ~現役Ⅲ」に振り分けられる。そして「3割」負担となると限度額は急に大きくなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  2. 2

    八村塁の「レイカーズ電撃復帰」に現実味 2兆円新オーナー誕生でドンチッチとのコンビ復活へ

  3. 3

    榊英雄が2審も懲役8年…昔と違って、一度の過ちも許されない時代に

  4. 4

    東京・日本橋、首都高のフタ取れ 川沿いを楽しく歩ける街に

  5. 5

    高市首相がキーパーソン片山財務相“切り捨て”画策…内閣改造・党役員人事「もう1つの焦点」に

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    福岡県議会の「政治とカネ」疑惑が拡大 永田町に“飛び火”で自民党議員が戦々恐々

  3. 8

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  4. 9

    霞ケ浦“春高バレー指揮官”高橋監督「今から他競技でも県ベスト8は狙えます。部活動の指導は組織づくり」

  5. 10

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”