昇進が望めない中高年も…評価下がっても動じない「無敵の社員」は対処療法のない病
社内のルールも会社の指示もどこ吹く風。仕事よりも釣りで、万年ヒラ社員の“浜ちゃん”とは無敵ぶりのタイプがかなり違うようだ。
「それに人手不足で転職市場が活発なので、いつ辞めても構わないと考えています」(同前)
■対処法がない病
実際、マイナビキャリアリサーチLab「転職動向調査2026年版」によると、昨年の正社員の転職率は7.6%と過去最高水準で、若手だけじゃなく40代、50代の転職も上昇が続いているという。実家が金持ちだからというのはレアケースとしても、無敵の社員は予備軍を含めたらかなりの数になりそうだ。
ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「無敵の人や無敵の社員が増えたのは社会が悪い、教育が悪い、SNSが悪いなどとあれこれ言われますけど」とこう続ける。
「いずれにせよ、一朝一夕でそうなるわけではない。だんだん社会や組織に期待が持てなくなって諦めてしまった人たちに『世の中に合わせて生きろ』と言ったところで、すぐに自分を変えられるわけがない。変えるつもりもないでしょう。それに罪を犯して刑務所に入ったら終わりでもない。無敵の人のまま出所したらどうするのか。どこまで対策コストをかけるのか。課題は山積です」
今のニッポンは“対症療法がない病”を抱えてしまっている。
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