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再犯防止のカギに 痴漢行為「勃起してない」が5割の深刻

 今月初め、愛知県の小学校臨時講師が強制わいせつで逮捕された。同容疑での逮捕は5回目。

 今回、改めて注目されたのが、性犯罪の高い再犯率だ。法務省の犯罪白書(15年度版)によると、性犯罪の中でも痴漢の再犯率は44.7%と突出している。最近、「男が痴漢になる理由」(イースト・プレス)を上梓した精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏は「性犯罪は厳罰に処するだけでは再犯防止につながらない」と話す。

 斉藤氏は12年前から榎本クリニック(東京・豊島区)で、性犯罪者の再犯防止プログラムに取り組んできた。受講者は逮捕後、弁護士や家族の紹介で同クリニックを訪れた人たち。延べ1000人を超える性犯罪歴のある人の治療に携わってきた斉藤氏は、「性犯罪=性欲解消」とは必ずしもいえないと断言する。

「痴漢歴のある200人の調査で、半数以上が行為中に勃起していないと回答したのです。性欲の強さを自覚している人はむしろまれでした」

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