摘発されたSNS変態教師グループのあまりにまっとうな外ヅラ
“おぞましい”としかいえない犯行を繰り返していた水藤は、近隣では有名な教育者の両親に育てられたという。父親は愛知県内の中学で校長を務め、教育委員会で学校教育課長をやっていた。母親も名古屋市内の2つの中学校の校長を歴任していた。水藤は高校時代から少林寺拳法をやっていて、森山と同じ愛教大に進学。2009年の少林寺の大会では最優秀賞を受賞しているそうだ。高校の頃から付き合っていた彼女と結婚して、2人の子どもがいるという。小学校での評判もすこぶるいい。
「明るくて元気で、とにかくいい先生に見えていましたよ」(小学校の保護者)
ジムで体を鍛える傍ら、自分のイチモツを出して近所をフラフラしたり、精液を子どもに飲ませようとしていたのである。
こうした週刊文春の足で書いた記事を読んでいると、変態教師たちが立派な経歴や幸せな家庭を持っていることに改めて驚く。性犯罪教師は、いかにもそれっぽい先生ではなく、“普通”のいい先生なのである。
統計によると、問題教師は小学校が一番多いそうだ。子ども好きでよく抱っこしてくれる先生はもしかして……嫌な世の中だ。 (文中敬称略)
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)