6・13大暴落か 外資が仕掛ける「安倍降ろし催促相場」
■ボロ儲けもできて一石二鳥
株式評論家の倉多慎之助氏がこう言う。
「これから始まるのは外国人投資家による“安倍降ろし催促相場”です。大胆な規制緩和を伴う成長戦略を本気で実行するには、霞が関を敵に回さなければなりません。ところが安倍首相は構造改革そっちのけで集団的自衛権という“オモチャ”にかまけている。もはや安倍首相には成長戦略はない、とヘッジファンドは冷めた目で見ています。アベノミクスで十分儲けたし、そろそろ安倍首相に退場願おうか、というコンセンサスが外資の間で醸成されつつあります」
安倍内閣を瓦解させるには、株を暴落させるのが手っ取り早い。格好の売り材料が成長戦略の発表ということらしい。しかし、「暴落Xデー」は6月末より早そうだ。
「用心した方がいいのは、信用取引の清算日の6月13日です。株価が1万6000円台だった昨年末に株を買いながら、今まで売るタイミングを逸してきた投資家たちも売って清算しなくてはなりません。ただでさえ市場が荒れる可能性があるのに、外国人投資家が一斉に売りを浴びせたら、1万3000円台に向かってまっしぐらです。月末に成長戦略が発表され、思惑通り1万2000円台に突入すれば、6月中旬に“カラ売り”していたヘッジファンドはボロ儲けです」(倉多慎之助氏)
日本市場はハゲタカファンドにいいようにやられている。