1000万円以上の給与に加えて手厚い手当と500万円超の年金
NHKの事業収支決算表によると、2018年度の事業収入は7332億円だ。フジテレビの6692億円、日本テレビの4249億円(ともに有価証券報告書から)と比較しても、大きな収益を得ていることが分かる。その職員も大層な報酬を得ていた。
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前出の決算表によると、給与総額は1115億円。これを年度末の要員数で割ると、1人当たりの平均給与は1099万円となる。日本人の平均年収(18年=国税庁調べ)は432万円だから、2倍以上もらっているわけだ。
しかもNHKでは、30歳でこの金額を軽く超える。大卒職員のモデル年収は528万円。35歳になると666万円だ。
原資は我々が払っている受信料である。営業してスポンサーを集めなければならない民放テレビ局とはそこが違う。それでいて給与は民放と遜色ない。フジは平均1167万円、日本テレビは平均1372万円となっているが、これは持ち株会社の金額で現場はもっと低い。しかも「最近は景気が悪いので給与も抑えられている」(キー局関係者)というから、NHKとトントンだろう。