1000万円以上の給与に加えて手厚い手当と500万円超の年金
勤務地に応じた補助の制度もある。渋谷の本部、横浜、千葉、さいたまの各放送局勤務で扶養家族がいる場合は月額9000円、大阪、京都、神戸の各放送局に所属する職員には3000円が支給される。
■住宅補助は月額5万円
住宅補助は、転勤者用住宅に入居していない職員にも支給され、渋谷の本部、横浜、千葉、さいたまの各放送局勤務で扶養家族がいる場合、月額5万円。大阪、京都、神戸の各放送局に所属する場合は3万円で、それ以外は2万円となっている。
もっとも、転勤者用住宅なら格安で生活できる。NHKが借り上げている住宅戸数は約700戸、保有する寮は全国で41カ所。「世帯入居の場合、月額1万8000~5万5000円程度」(NHK広報担当者)という。退職後も安泰だ。「NHKはなぜ金持ちなのか?」の著者でジャーナリストの小田桐誠氏が言う。
「年金額は70代半ばだと500万円を超えます。厚生年金と企業年金がいいからで、国会で厚遇ぶりが指摘されて減らされていますが、それでも70代前半で400万円台後半を維持しています」
厚労省の調査では、70代後半の平均年金支給額は年間192万円。70代前半で、180万円だ。ここでも一般サラリーマンの倍は差ができている。これらのカネは全て受信料から払われている。苦労をせずに集めたカネだ。N国でなくてもアタマにくるのではないか。