創業120年「ロート製薬」に受け継がれる“挑戦し続けるDNA”
一般用医薬品の目薬で世界首位のロート製薬(4527)に注目する。創業は1899年。胃腸薬の発売に始まり、1909年に社名の由来ともなった「ロート目薬」を発売。75年にメンソレータムブランドの取得により第3の柱スキンケア領域へ進出した。
88年に米国メンソレータム社を買収し、世界100カ国以上に広がるネットワークを獲得。これをプラットフォームに、アジアを中心にグローバル展開を推進している。
胃腸薬、目薬、皮膚用薬に加えて、化粧品事業へ進出。医薬品メーカーならではの効果のある化粧品として「オバジ」「肌ラボ」など、機能性化粧品市場を創出した。胃病が増えたので胃腸薬、目の病気がはやったので目薬、それらの技術を応用してスキンケア、というように、健康に関する社会のニーズに技術力でいち早く応えてきたという歴史がある。