キューサイ 神戸聡社長<1>看板商品から「青汁」抹消を決断

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 それならば、と外交官になることも考えた。しかし、仕事の内容を調べた神戸少年は、自身が目指すものとは少し違うと感じたようだ。

「大統領に憧れた一番の理由は、歴史に刻まれるようなことを手掛けているからです。もちろん、外交官も重要な職業ですが、子どもの私には業務が分かりにくく、政府の下で仕事をする受け身な印象を持った。私は自ら、何かを世に残す仕事がしたいと思っていたんです」

 やがて、地元の目黒区立第一中学校に入ると、夢は映画の字幕翻訳者へと変わる。ただ、「世の中に残る仕事」という思いはブレなかった。

「小学生の頃から好んで映画を見ていたのですが、洋画で涙を流すことが続いたんです。なぜ、こんなに泣けるのだろうと考えていくと、それは翻訳家が訳した字幕にありました。字幕があるから、より感情移入ができたんです。人の心を動かすなんてすごい。作品として残り、心にも残る映画の字幕翻訳者を目指すため、私は英会話教室に通い始めました」 (つづく)

(ジャーナリスト・中川明紀)

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