コミュニケーションデザイン 玉木剛社長<1>日本に“違和感”
コミュニケーションデザインは、マーケティングPRやブランディングの戦略パートナーとして企業や専門家をサポートするPR会社だ。2003年の設立から、これまで300社以上の中堅・大手・外資系企業や、100人以上の専門家のPR業務を手がけてきた。
「『PR会社って何?』と聞かれることも、まだあります。業界の認知度をもっと高めていきたいですね」と力を込める玉木は1976年、大阪府豊中市で生まれたが、電機メーカーに勤めていた父親の仕事の都合で、生後わずか2カ月で独ハンブルクへ。
その後、1歳から6歳半ごろまで英マンチェスターで過ごした。
「豊中に戻って地元の小学校に転入した時は、カルチャーショックをかなり覚えました。当時のマンチェスターでは日本人の姿はまず見かけませんでしたし、今のネット時代と違って、日本の情報も手に入らなかった。もちろん友達と話す時は英語。帰国して初めて、自分が日本人であることに気づいたというか……」