度重なる苦難を乗り越え…「創業100周年」を迎えた1334社から学ぶべきこと

公開日: 更新日:

 2022年、各シンクタンクが打ちだした日本の実質GDP成長率は大和総研+4.0%、第一生命+2.9%、三井住友DSアセットマネジメント+2.9%。各社とも昨年を上回る好景気を予想し、久方ぶりの明るい新年を迎えられそうだ。

 一方、昨年末から新型コロナウイルスの新たな変異株が次々と現れ、第6波の感染拡大が指摘されるなど、コロナ禍による経済への影響が危ぶまれる。実際、昨年の新型コロナによる経営破綻は全国で2646社(昨年12月24日現在)と前年の2倍を上回っていた(東京商工リサーチ調べ)。まさに昨年はコロナ禍の影響で日本経済は深刻な打撃を受けた一年だった。

 こうしたなか22年に創業100周年(1922年創業)を迎える企業が全国に1334社あることが判明した(同社調べ)。100年前といえば創業翌年は関東大震災に遭遇、その後も第2次世界大戦、世界恐慌、石油ショック、バブル崩壊、金融危機、リーマン・ショック、そして2011年の東日本大震災と幾度も苦難をくぐり抜け、そして直近の新型コロナ禍も乗り越えて現在に至っているのである。そこには現在の企業が学ぶべきものはあるはずだ。東京商工リサーチの友田信男情報本部長が語る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

  2. 2
    香川照之はなぜ銀座で足を踏み外したのか…スポンサー筋の“配慮”でエスカレート?

    香川照之はなぜ銀座で足を踏み外したのか…スポンサー筋の“配慮”でエスカレート?

  3. 3
    市川猿之助はジャニー喜多川と同じだったのか、それとも伊丹十三か?

    市川猿之助はジャニー喜多川と同じだったのか、それとも伊丹十三か?

  4. 4
    北公次は性被害とアイドルからの凋落で壊れていった…ジャニー喜多川氏からは花輪も届かず

    北公次は性被害とアイドルからの凋落で壊れていった…ジャニー喜多川氏からは花輪も届かず

  5. 5
    花巻東・佐々木麟太郎は清宮タイプ? 3試合連続の通算134本でも「ドラ1指名」が困難なワケ

    花巻東・佐々木麟太郎は清宮タイプ? 3試合連続の通算134本でも「ドラ1指名」が困難なワケ

  1. 6
    岸田翔太郎氏の公邸記念撮影 首相「報道で認識」でまさかの「建造物侵入罪」成立の可能性

    岸田翔太郎氏の公邸記念撮影 首相「報道で認識」でまさかの「建造物侵入罪」成立の可能性

  2. 7
    大谷翔平がプレーするメジャーでは常識? 球団がトップ選手を守る“夜のプライバシー管理”

    大谷翔平がプレーするメジャーでは常識? 球団がトップ選手を守る“夜のプライバシー管理”

  3. 8
    小林麻央さんが市川海老蔵に「本当に電話番号おしえて…」と切実な訴え

    小林麻央さんが市川海老蔵に「本当に電話番号おしえて…」と切実な訴え

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    福山雅治「ラストマン」好視聴率も追い風に 堺雅人「VIVANT」早くも“初回20%超”期待の根拠

    福山雅治「ラストマン」好視聴率も追い風に 堺雅人「VIVANT」早くも“初回20%超”期待の根拠