大手コンビニも参入! 宅配専門スーパー「ダークストア」が急拡大
コロナ禍の影響でネット通販が広がる中、店舗販売しない宅配専門のスーパー「ダークストア」が支持層を増やしている。
欧米や中国ではすでに数年前から閉鎖した実店舗や、閉鎖したショッピングセンターを利用したダークストアが急成長してきている。国内でも客からネットで注文を受け配達するネットスーパーは、イトーヨーカ堂など数社で運営されているが商品が届くまで数時間を要するのが普通だ。
ダークストアの最大の特徴はスピード配達。コロナ禍のなかで国内に登場したダークストアは、大手コンビニも参入しスピード配達の競争が激化している。
昨年8月25日、国内初のダークストア1号店を目黒区の学芸大学駅前に開業したのが「OniGO」(本社・東京都渋谷区)。同社の特徴は、独自開発した専用アプリで注文を受け、10分で顧客に商品を届けるサービス。梅下直也社長がダークストアの起業についてこう語る。
「海外では注文から30分以内に商品を届けるQコマースが広がっています。日本ではeコマースの物流が拡大する一方で、商品の配送が課題になっている。買い物に負担のある夫婦、コロナで外出自粛をする人、外出の苦手な人や高齢者と一緒に疲弊している物流ルートを拡大していきたい」