グローバルモビリティサービス 中島徳至社長(4)貧しくて車が買えない世界17億人のために

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 グローバルモビリティサービス(GMS)は、自動車に特殊なデバイスを搭載することで、自動車ローンに通らない人への与信補強を可能にするフィンテック事業を運営している会社だ。潜在的ニーズは全世界に17億人とされる。

 リコーを退職後、起業した会社で自動車部品や電気自動車(EV)の開発・製造を行っていた中島徳至は、フィリピンのトライシクル(三輪タクシー)EV化事業で、リーダーを務める日本のコンソーシアムから派生して設立した会社が3000台の受注を獲得。それを機に拡販に向けた取り組みの中で今の事業のアイデアを掴むのである。

「排ガスを出さないEVの三輪タクシーは、新興国ならではの環境汚染に苦しむフィリピンの人たちに大歓迎されました。しかし、主な顧客であるタクシーの運転手は大体が貧困層。新しく買い替えたくてもローンの審査が通らないのです。いくら良い車をつくっても、購入できる環境がないと普及しない。ならば、その環境を自分たちが用意しようと思ったのです」

 問題は、そうした人たちにいかに信用を与えるか。彼らは貧しいがゆえに「働きたい」という意欲が人一倍強い。それを可視化すれば保証になるのではないかと考えた。

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