ひろゆき氏は「Fランク大卒」に注目 変わりゆく企業の採用ポイント…35歳限界説も今は昔?
旧態依然とした既存産業で起こっているのが“デジタル・ディスラプション(破壊)”で、さまざまな業界にDXが侵食するなか、採用のあり方も変わりつつあるという。
「少子高齢化、デジタル人材不足、転職市場の拡大などで、新卒で4大卒の高学歴人材を青田買いして“純粋培養”するような、これまでのやり方に変化が見られます。技術者を養成する高専出身者をはじめ理系人材の採用強化のほか、“35歳限界説”といわれた転職も、40、50代の採用が一部で見られるようになりました」(人事コンサルタント)
新卒でも中途でも重視されるのが履歴書だが、採用担当者の学歴への見方も変化しているという。
「大手求人サイトで“学歴フィルター”が問題になり、表向き学歴差別をなくす動きになっているものの、大企業を中心に相変わらず偏差値で出身大学をトレースしています。が、学歴、経歴はピカピカでも働きぶりがイマイチだったり、近年はイノベーターが出現しないなど“大企業病”が指摘されていることもあり、個別事情をより細かく見るようになりつつあります」(前出の人事コンサルタント)