「マンダム」は1971年に社名変更 きっかけはC・ブロンソンの「う~ん…」CMだった

公開日: 更新日:

 3月16日は「ミドルの日」。男性化粧品トップの「マンダム」がミドル世代を応援することを目的に制定した。

 そのマンダムと言えば、ミドル世代には懐かしいチャールズ・ブロンソンのCMが外せない。

 ブロンソンへ直接電報を打って出演オファーしたというのは本当か?

「電報が始まりかどうかは分かりませんが、ハリウッドスターを日本のCMで起用すること自体がそれまでにないことで、『どうやって交渉の段取りを進めるのか』という時点で非常に苦慮したそうです。1970年7月に始まったキャンペーン以降、若い男性のみならず女性にまで認知が広がり、店頭ポスターが次々剥がされる事態に。ラジオのリクエスト番組でもCMのテーマソングであるジェリー・ウォレスの『男の世界』が連日流れ、雑誌にはブロンソンを話題にした記事があちこちに掲載されるなど社会現象になったそうです」(マンダム広報担当者)

 このCMシリーズは10年ほど続いた。

「3年前に亡くなられた大林宣彦さんがCM監督を務められたドラマチックな映像は、マンダムを手にしたチャールズ・ブロンソンが顎をなでながらつぶやく一言、『う~ん、マンダム』が流行語にもなった。発売5カ月でマンダムの知名度は若者の間で98%という驚異的な数値になりました」(前出の担当者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  2. 2

    進次郎大臣は連日の視察とTV出演で大ハシャギ…ムチャぶりされる農水省は“ブラック企業化”のお気の毒

  3. 3

    ドン・キホーテが進次郎農相に異例の「直訴」…コメ流通は消費者ファーストではないのか? 識者が解説

  4. 4

    三井化学が石油化学事業を分社化…その先で描くのは過剰な同業他社との再編だ

  5. 5

    大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは

  1. 6

    自公政権の無策で失われていく庶民の味…「カレー」「ラーメン」「焼き肉」「洋菓子」「ステーキ」すべて倒産件数最多

  2. 7

    進次郎農相「コメ卸業者が営業利益500%増」発言で飛び交う「価格カルテル」疑惑と「コメの先物取引」で懸念されていたこと

  3. 8

    6月15日に開催G7サミットはトランプ関税で「会議は踊る、されど進まず」状態に

  4. 9

    マツキヨココカラ×コスモス薬品 節約生活の味方ドラッグストア大手を比較

  5. 10

    「プーチン心停止で影武者代行」情報…訪中大失敗のストレス、ロ国内に広がる大統領5選は無理の空気

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも