imperfect 佐伯美紗子社長(1)子どもの頃、メキシコで知った社会の現実

公開日: 更新日:

 生産地の環境やジェンダー、農家の経済的自立に配慮されて作られたナッツやチョコレート、コーヒーなどを販売しているimperfect。

 表参道ヒルズに2019年にオープンした旗艦店「imperfect表参道」では、「Do well by doing good.(いいことをして、世界と社会をよくしていこう)」をスローガンに、客自身が社会課題解決のアクションに参加できる仕組みを展開している。

 例えば商品を購入すると投票チップがもらえ、環境・教育・平等のいずれかのテーマのプロジェクトに投票できる。投票結果は年度末に集計し、最も得票数の多かったプロジェクトが翌年に生産地で実行される仕組みだ。ちなみに記者はナッツを購入し、平等をテーマとしたブラジルの女性農業従事者支援事業に1票を投じた。

 同店の立ち上げに携わり、企画運営や商品開発、広報業務を担ってきたのが社長の佐伯美紗子だ。22年8月から代表取締役に就任。投票箱の仕掛けについてこう語る。

「パネルだけだと社会科見学みたいですよね。人は何かアクションをしたほうが、自分事として記憶に残るのではないかと思って、店に投票箱を設置することにしました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗