imperfect 佐伯美紗子社長(1)子どもの頃、メキシコで知った社会の現実

公開日: 更新日:

■米国で「自分はマイノリティー」と自覚

 社名のimperfect(インパーフェクト)は、「不完全」という意味だ。農産物の生産現場にある貧困や搾取などの社会課題を世界の不完全のひとつと捉え、「たとえ不完全な取り組みだとしても、自分たちで出来ることから、少しでも世界と社会をよくしていこう」という思いが込められている。これは佐伯の個人的な理念とも重なる。

 小学6年生のとき、父親の都合で米国テキサス州へ。現地の小中一貫校に転入したが、英語が話せなかったため、小学2年生のクラスで英語を学ぶことになった。学校に通うのは基本的に現地の子どもばかりで、日本人は佐伯ひとりだけ。

「皆とは話す言葉からして違った。幼いながらも自分はマイノリティーなんだと自覚しました」

 そうした中、社会課題を初めて意識した出来事があった。父親の勤務地であったメキシコに訪れたとき、同世代の子どもたちばかりか、よちよち歩きの幼児まで道端で物乞いをする光景を目にした。お金をあげようと提案したが、同行していた父親の同僚のメキシコ人はこう言って制した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離