カルチュア・コンビニエンス・クラブ(下)SMBCと資本提携 TポイントとVポイント統合の狙い
三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)と三井住友カード、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、CCCMKホールディングス(HD)の4社は1月、資本・業務提携した。
SMBCのVポイントとCCCのTポイントの統合が目的だ。SMBC傘下の三井住友カードがVポイント、CCC傘下のCCCMKHDがTポイントをそれぞれ運営している。
両グループの強みを掛け合わせ、ポイントの貯まりやすさ、使いやすさを大幅に向上させるために統合に踏み切り、新たなポイントサービスを目指す。
SMBCグループはカード会員5200万人。このうちVポイント会員は2000万人、ポイントが使える店はVISA加盟店が世界に1億店、カード取扱高は24.8兆円に達する。対するTポイント会員は7000万人。Tポイントの加盟店は15万店で、Tポイントで買った商品の総売上高(関与売り上げ)は8兆円だ。
存続が危ぶまれていたTポイントは三井住友グループ傘下で生き残りを図ることになった。