自民党・茂木幹事長の「裏金議員」厳正処罰意向に…《なら、あなたは?》と冷ややかな声

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「『上に甘くて下に厳しい』という組織であってはならないと考えている」「政治責任のあり方、けじめも極めて重要な問題だ。岸田首相からも指示を受けている。早期に厳正な対応を取っていきたい」

 17日に東京都内で開かれた自民党大会後、派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡る安倍派元幹部らの処分について記者団にこう強調した茂木敏充幹事長(68)。処分について、「一律に全員同じにはならない」とも言い、派閥の役職や政治資金収支報告書への不記載額に応じて厳しい処分を科す意向を示した。

 党大会前日の16日に党本部で開かれた全国幹事長会議では、裏金事件に対する都道府県連幹部の怒りが爆発。執行部に対し、「対応が遅すぎる」「説明になっていない」といった批判の声が続出したことから、茂木幹事長は早期の“鎮静化策”として厳正処分を口にしたとみられるのだが、党内では早くも「なら、あなたは?」「まさか他人に厳しく、自分に甘い処分なんてことにならないだろうね」といった冷ややかな声が出ているという。

 というのも、茂木氏は「裏金事件」についての関与の度合いは低かったとはいえ、別の「政治とカネ」問題では渦中の人物だからだ。

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