著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

KKR傘下の西友が北海道・九州から事業撤退へ…「西武」と同じ運命をたどるのか?

公開日: 更新日:

「解体・切り売りによる『出口戦略』の序章では」。流通業界関係者の間ではこんな見方も飛び交う。

 米投資ファンド・KKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)傘下の総合スーパー大手、西友が北海道と九州からの事業撤退を決めた。本州に経営資源を集中、「商品供給はじめ物流効率化などを進めて収益基盤の強化につなげるのが狙い」(西友関係者)とされる。背景には運送業界の「2024年問題」もあるという。

 ただ西友が札幌市で展開する9店舗はいずれも好立地。九州地区も福岡市の再開発進展や台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出で人口増が見込めるなど事業環境は「悪くない」(地元財界筋)。

 米流通最大手・ウォルマートの子会社だった西友株の過半をKKRが取得して約3年。同社の大久保恒夫社長は「新たな分割・売却は考えていない」としているが、投資回収に向けた動きが今後、加速していく可能性は拭えない。

 札幌市内の店舗はイオンの上場子会社、イオン北海道に170億円で売却する。9店合わせた売上高は22年12月実績で251億円。イオン北海道の5月定時株主総会で承認を受けた後、10月メドに譲渡を完了させる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外