日本証券取引所グループ(JPX)は1年で株価が2倍に…快進撃は意外と知られていない?

公開日: 更新日:

 23年からの日本株高の契機となったのは、23年3月に東証がPBR(株価純資産倍率)の低迷する上場企業に対し改善要請をしたことだ。証券取引所が上場企業に何かを要請することは異例であり、日本企業の経営改革を期待した海外勢が日本株を見直したものだ。

 つまりはJPXは日本株の上昇をサポートしながら、結果として自分のところの株価もハネ上がらせたわけである。

 このように東証=JPXは従来の単なる取引所運営会社から株式市場の旗振り役=司令塔に変身している。その意味で、JPXの株価は今後の日本株の動向を占うバロメーターになるとみている。注視していきたい。 (丸)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理