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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

スキマバイトアプリ「タイミー」上場でサイバーエージェント藤田晋氏は71億円を手に

公開日: 更新日:

 給与はバイトした日のうちに振り込まれる。クライアントの事業者は、バイトに出す報酬の3割に当たる額を、サービス利用料としてタイミーに支払う仕組みだ。

 リクルートのインターン経験もある小川氏は、「人手が余っていた時代に江副(浩正)さんが、学生起業家としてリクルートをつくった。人手不足というパラダイムシフトが起きた令和にタイミーが生まれた。リクルートの求人マッチングでなく、タイミーはオンデマンドでHR(人材領域)を制覇したい」と意気込む。

 また、サイバーエージェントの藤田晋氏は、創業間もないタイミーに出資した株主であり、メンター(助言役)でもある。

 上場について「藤田さんからは『自分の見る目は間違ってなかった』と喜んでいただいた」(小川氏)という。

 藤田氏が経営するサイバーエージェントはタイミーの株式384万株を保有(24年6月現在)しており、上場初値で計算して71億円を手にしたことになる。

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