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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

9月末に向け「腕力相場」が出現か? ロスチャイルドに学ぶ投資術

公開日: 更新日:

 100歳以上の超高齢者数が今月15日時点で9万5119人となった。54年連続で最多を更新。長生きすれば公的年金の受給期間も長くなり、お得である。

 私の友人、A君65歳、B君66歳を見ると、A君は現役サラリーマンだったが、今月に突然、がんで他界した。6月に東京・大手町で飲んだときは、今年から受け取る公的年金の使い道などを語り合ったが、年金を受け取ることはない。B君は60歳で定年退職後、前倒しして年金を受け取り、趣味に興じ自由を謳歌している。

 老後に備え、新NISAで株式投資を始めた人も多いようだ。ただ、ある意味、株式投資は「ゼロサム」であり、誰かが高値(天井)で売り抜けて利益を確保すれば、誰かがその高値を掴み、いずれ損失を被ることになる。この「高値で売る」で成功する秘訣は「先んじて情報を得る」ことに尽きる。

 イミダスには次のように書かれている。

 情報を巧みに利用し、巨利を得る。金融の歴史の上で、これを最初にやったとされるのが、イギリスの銀行家ネイサン・ロスチャイルド。1815年6月20日、イギリスはナポレオンとの「ワーテルローの戦い」の渦中にあった。イギリスが敗れれば、イギリス国債は暴落、反対に勝利を収めれば暴騰する。勝敗は18日についていたが、その情報はまだ本国にもたらされていない。ロスチャイルドは、早馬や船などを独自に仕立て、いち早く「イギリス勝利!」の情報を入手。

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