「ホープ軒」は千駄ヶ谷で開店50年…牛久保英昭社長に聞く「私の根底にあるのは『お客さんはタクシー運転手』」

公開日: 更新日:

 20歳からラーメン屋台を引き始め、東京・渋谷区千駄ケ谷の地に店を構えてから2025年に50年の節目を迎える。背脂こってりラーメンの“生みの親”と言われるのが、この人だ。半世紀にわたり千駄ケ谷でラーメンを作り続け、節目に何を思うのか。ざっくばらんに聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 JR千駄ケ谷駅から徒歩7分。1月13日に第103回高校サッカー選手権決勝が行われる新国立競技場の脇に立つ黄色いビルが「ホープ軒」だ。創業者の牛久保氏は25年2月に御年86歳を迎えるが、今なお現役で毎日休まず現場に立っている。

「午前11時から午後1時くらいまで、息子から『帰っていい』と声がかかるまでやっていますよ。日曜日は忙しいから、なかなか声がかからない時もある。場所柄、野球のナイターが終わる時間になると結構忙しくなるんで、それに合わせて夕方の6時、7時ぐらいから、お客さんが切れる夜10時ぐらいまで立っていることもあります」

 戦時中、東京・浅草に生まれ、終戦を迎えたのは小学校へ上がる頃。中学卒業後に職を転々とし、1960年に赤羽で見習いとしてラーメン屋台を引き始めた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景