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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

トランプ大統領が繰り返し宣言する「黄金時代」は人型ロボットが創出する?

公開日: 更新日:

「先見の明」の実業家、イーロン・マスク氏の動きは速い。5月30日、トランプ政権の政府効率化省の仕事から離れた。自分の会社経営に専念する。それは、自動運転で開発したさまざまな技術を人型ロボットに転用する仕事のためでもあろう。テスラの人型ロボット「オプティマス」は世界に先行、22年に試作品が公開され、26年までの販売を目指している。

 オプティマスは身長1.73メートル、体重56.7キロで、20.4キロまでの荷物を運べ、時速8キロまで歩き走ることができる。いずれ会話可能となれば、誰でも欲しいだろう。マスク氏は人間と同等、もしくは人間を超越する知能を持つ汎用人工知能(AGI)を利用する可能性も示唆している。

中国の人型ロボット市場は約1600億円

 中国も人型ロボット開発を急速に進めている。中国の人型ロボット市場は25年に約82.4億元(約1600億円)に達するとみられ、世界全体の約50%を占める規模になる。人型ロボット産業は、新エネルギー車産業と同様に、中国経済の成長の柱になるだろう。

 わが国も一時期、ホンダのアシモやソニーのキュリオが人型ロボットとして話題になったが、現在、自律型人型ロボットの開発は進展しているのだろうか。

 石破政権が今月公表する「骨太の方針2025」に注目したい。

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