進次郎大臣は連日の視察とTV出演で大ハシャギ…ムチャぶりされる農水省は“ブラック企業化”のお気の毒
霞が関の働き方改革に逆行
まるでブラック企業。不安の声は以前から上がっていたようだ。進次郎氏の農相就任直後には、農水省職員が発信したとおぼしき、こんな文書が永田町に出回った。
〈小泉進次郎:米大臣!米の事以外の質問には答えません!(中略)コメ以外の業務は興味なく、『コメ担当だから、言いたいことある?なければいいよ!』と農水省大臣レク終わり。省内職員みな唖然…各部局、慢性的な人不足の中で、進次郎からコメに人を寄せろという指示で各部局から30人を徴兵。各部局は米大臣に振り回され死にそうになってます。(中略)以上、農水省内から中継〉
米価高騰の解消は重要だ。政府は知恵を絞るべきだが、進次郎氏の気まぐれのせいで睡眠時間を削られる職員はたまったもんじゃないだろう。苦しむ職員をヨソに、進次郎氏自身はぐっすり寝ているのか、元気いっぱいだそうだ。
「進次郎さんは先日、大臣室のイスに腰掛けながら、ちょっと上から目線で、ある職員を指さし『備蓄米、食べた?』と質問。職員が『いただきました!』と答えると、進次郎さんは『それは良かった。おいしいよね』と、ものスゴい“ドヤ顔”を浮かべていたそう。まあ、参院選向けの『選挙対策』に手応えがあるのでしょう。ご機嫌です」(前出の霞が関関係者)
進次郎氏は自民党の筆頭副幹事長だった2017年、衆院本会議の代表質問に関する野党側からの通告が本会議の直前だったことを問題視。職員負担の増大に言及し、「働き方改革を進めている中で考えるべきことがあるんじゃないか」とクギを刺していた。
8年も経ち、要職を経験すれば人はここまで変わるということか。いずれにせよ、進次郎氏の参院選パフォーマンスに付き合わされる職員はお気の毒と言うしかない。
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