新浪会長の違法薬物疑惑でサントリーHDに激震!辞表提出を暗に迫った“追放劇”で深まる対立

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本人は同友会定例会見に出席

 ただ、歯の奥に物が挟まったような弁明に終始し、外部弁護士がちょいちょい口を挟んで修正するなど、神経をとがらせているのはアリアリだ。新浪氏はガサ入れ翌日から今月1日まで予定通り米国出張したというのも驚きだ。

「HDは非上場ですが、中核子会社のサントリー食品インターナショナルは上場している。世界展開する大企業が高い倫理観を求められるのは当然で、企業イメージへの打撃は計り知れない。海外の機関投資家がイリーガル企業との印象を強め、手を出さなくなるでしょう。新浪氏は2023年4月から経済同友会の代表幹事を務める『財界の顔』ですし、政府の経済財政諮問会議の民間議員も長く担って政治との距離が近い。慢心の果てに順法精神が吹き飛んでしまったのかもしれません」(ロータス投資研究所の中西文行代表)

 朝日新聞電子版(2日配信)によると、新浪氏は「違法性のあるサプリとは認識していなかった。私は潔白だ」と主張。同友会代表幹事について「今のところ辞める考えはない」と話したといい、きょうの定例会見に出席するという。どんな釈明をするつもりなのか。

 新浪氏が引っ込むまで、サントリーも針のむしろだ。

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