NY市長選に勝利したマムダニ氏は「大家の天敵」…挑むは15兆円の住宅革命

公開日: 更新日:

 第3が、「公営住宅の大量建設」。10年で20万戸を建てるという前例のない規模の計画である。1000億ドル(約15兆円)規模の投資を掲げ、市が主体となって住宅供給を再び担うという。

 当然ながら、不動産業界の反発は強い。選挙期間中から「マムダニ新市長ならば富裕層が逃げ出す」「ニューヨークの不動産は終わる」といった過激な言説も飛び交っていた。当選が発表されたニュースに「もうフロリダへ移住するための荷造りを終えた」という冗談も聞かれたほどだ。

 しかし、しばらくして空気は、やや変わりつつあるという。

 海外不動産に詳しいディベロッパー社員は語る。

「ニューヨークの不動産業界は、最終的にはどんな市長とも折り合いをつけてきた実利集団だ。過去にも急進的な主張をする政治家はいたが、蓋を開ければ市場は淡々と動いてきた。今回も『まずは対話を』という現実路線が広がりつつある」

 そもそも、当のマムダニ氏自身が対話姿勢を前面に出している。選挙中から財界や開発業者との意見交換に積極的で、「意見の異なる相手とも共通点はある」と繰り返してきた。現地紙によると、市政移行チームも実務派人材を揃えており、理想だけの人物ではなさそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ブルージェイズ岡本和真がファンから支持されるワケ 日本&カナダの“組織票”で球宴スタメンなるか

  2. 2

    高市首相G7サミット「成功」は眉ツバ…トランプ大統領ほか各国首脳からスルーされ“ボッチ”が実態か

  3. 3

    いとうあさこだけでない「育ちの良さ」が隠せない50代女芸人…“実家が太い”“隠れ高学歴”の強者も

  4. 4

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  5. 5

    中傷動画より突っ込まれたくない高市事務所の“急所” 疑惑の本丸「サナエトークン」国会での追及本格化

  1. 6

    任侠界も騒然…当局も確認に走った超大物極道トップの死亡説

  2. 7

    異例の人事が“対岸の火事”では済まない3球団…楽天・吉井新監督はシーズン途中の外部招へい

  3. 8

    白石聖は「豊臣兄弟!」代役から7月連ドラヒロインに大抜擢 “ラッキーガール”にかかる期待とリスク

  4. 9

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  5. 10

    大谷翔平が尻を“血だらけ”にしながら今季7勝目「こういうこともある」とコメント