米不動産仲介コンパスがテックで急成長の衝撃 世界最大級の仲介ネットワークが誕生

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 アメリカの不動産業界で、歴史的な統合が起きている。ニューヨーク発祥のベンチャー企業Compass(コンパス)が、老舗フランチャイズ網を数多く抱えるエニウェア・リアル・エステートを約16億ドル(1ドル=154円として約2464億円)で買収し、世界最大級の仲介ネットワークが誕生した。

 コンパスは2012年にニューヨークで創業した不動産仲介会社だが、その成長ぶりはテック企業に近い。自社でCRM(顧客管理システム)やマーケティング支援ツールを開発し、営業を担当するエージェントが契約から顧客管理までを一体で扱える「オペレーティングシステム」を武器に全米へ拡大した。従来の仲介会社が店舗網とブランド力で競っていたのに対し、コンパスは「人材×データ×テクノロジー」を束ねるモデルで急伸し、創業から十数年で不動産業界の中核に躍り出た企業だ。

 米国勤務経験もあるディベロッパー社員は「統合後の企業価値は約100億ドル(同約1兆5400億円)に達するとみられ、120カ国に広がる34万人のエージェントを束ねる超巨大な規模となる。コンパスはすでに不動産や美術品のオークションで知られるクリスティーズ・インターナショナルを買収しており、今回はセンチュリー21、サザビーズ、コールドウェル・バンカーなど、米住宅仲介の名門ブランドまで一挙に傘下に収めてしまった」と驚いている。

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