ワンプルーフ 平山和泉社長(1)お金の価値は幼少期に“現場”で学んだ
「寂しい思いをさせないようにと考えてくれたのでしょう。習い事はいろいろさせてもらいましたね。エレクトーンに水泳に英会話、小1から始めた習字は師範までいきました(笑)」
学校からの帰り道に両親の家具店に立ち寄ることもよくあった。
「3歳の頃から店の前に立って、道行く人に『いらっしゃいませ~』と声をかけたり。物心がついた時から親戚もすべて商売人だったので、商売をすることが生きること、それが当たり前の環境で育ってきたんです」
伝票の整理を手伝ったり、幼いながらも、お金の価値も“現場”で学んでいった。
「『これはいくらで仕入れた』『上代と下代がある』なんて“小売りの神髄”みたいな話を親がしてくれるわけです。お客さんから1000円いただいても、仕入れ値が700円なら、利益は300円。その差額が『私たちがご飯を食べていくお金なんだよ』と教えてもらいました」
夜は夜で、家族総出で家具の配達。朝から晩まで働いて、それでも1つ売って利益が300円のものもある。小売りの大変さを肌で感じた。


















