ヨンデミー 笹沼颯太社長(1)子どもの“本離れ”を食い止める今大注目の読書教育サービス

公開日: 更新日:

 近年、しばしば話題になっている子どもの読書離れ。東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所が共同で実施している「子どもの生活と学びに関する親子調査」によると、2022年における小学4~6年生の平日1日の読書時間は16.8分だという。

 一方、こども家庭庁の調査による同22年の小学生(10歳以上)のインターネット利用時間は1日あたり213.7分。双方の調査は条件が異なり、また、インターネットの利用には学習時間も含まれているため一概に比較することはできないものの、読書時間が少ない印象であることは否めない。

「読書には読解力や語彙力、思考力など、子どものさまざまな能力を伸ばす効果があります」

 そう話すのは、株式会社Yondemy(ヨンデミー)代表取締役の笹沼颯太氏(25)。読書の重要性に着目した笹沼氏は、東京大学在学中の2020年4月に仲間と会社を立ち上げ、日本初のオンラインによる子ども向け読書教育サービス「ヨンデミー」をリリースした。笹沼氏が定義する「読書教育」とは、必要な時に、必要な本を選び、必要なだけ読むことができる「自立した読み手を育てる」ということ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった