著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

春節の中国人訪日は期待薄…日本経済成長の原動力「個人消費」は上向くか

公開日: 更新日:

■「貯蓄ゼロ」世帯に「投資」は無理

 日本の金融広報中央委員会の調査(24.25年公表)によると、貯蓄ゼロ(金融資産非保有)の世帯割合は、単身世帯の約28~33%(20代や50代で高い傾向)、2人以上世帯は約24~30%(特に40代、50代が高い)で5世帯に1世帯以上が貯蓄ゼロ。政府は「貯蓄から投資」というが、そもそも貯蓄がない世帯はどうするのか。

 貯蓄はあっても住宅ローンなどを抱え、借入金を差し引くとマイナスの世帯も多いだろう。

 富裕層に「貯蓄から投資」は当たり前で分散投資が基本。有価証券(国債・株式など)、金、不動産(マンションなど)、日本株、さらに米国株と「値上がり益」を享受している。

「VIP口座」ではないが、金融機関などは富裕層や機関投資家にいち早く情報を伝える。富める者ほど富むのが「資本主義」だが、庶民は恵方巻きに「願を掛ける」か--。

 日本百貨店協会によると、25年12月の売上高は総額6542億円で既存店ベースは前年同月比1.1%減と5カ月ぶりのマイナスになった。中国からの訪日客数と売上高はいずれも約4割減。同協会は「当面は厳しい状況が続くのではないか」と懸念している。

 日本の経済成長の原動力たる個人消費。富裕層の資産効果や春闘に期待したいが、裕福な中国人の春節期間の来日は期待薄。個人消費の強さは、2月以降の百貨店の非免税売上高で明らかになろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    羽田空港で航空機炎上…日本航空が支払う補償金「1人一律20万円」の根拠は?

  2. 2

    元安倍派・豊田真由子氏が「羽鳥慎一モーニングショー」で暴露!“パー券販売”の驚愕実態にSNS震撼

  3. 3

    トランプ米国がむさぼるベネズエラ石油利権に日本が負担する「巨額投資」 ジャパンマネーでインフラ修復か

  4. 4

    2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

  5. 5

    実質賃金11カ月連続減! 止まらない“マイナス地獄”は深掘り必至、高市首相は楽観も庶民は2026年も青息吐息

  1. 6

    「プーチン心停止で影武者代行」情報…訪中大失敗のストレス、ロ国内に広がる大統領5選は無理の空気

  2. 7

    名古屋のスーパーが「核融合エネルギー」を利用へ 国内初、世界でも4番目の売買契約

  3. 8

    飛び交う玉木雄一郎代表「12月辞任説」…国民民主党ついに倫理委員会で“グラドル不倫”調査

  4. 9

    自民“裏金非公認”は偽装だった!赤旗砲またも炸裂「党本部が非公認の支部に2000万円振り込み」の衝撃

  5. 10

    高市首相が年頭会見で「公約」も…実質賃金「プラス1.3%」達成は本当に実現できるのか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網