上場以来初の赤字転落…ホンダの危機は「ワイガヤ」の喪失が原因か

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 そう思う。でも、三部敏宏社長は全車の「脱エンジン」の達成は困難と認めて「最終的な責任は私にある」としながら、「事業競争力の再構築を図り、結果を出すことが最大の責務だ」と辞任を否定した。

 それでは世の中のホンダのイメージはそうとう落ちるな。

■開発機能の本社移転も影響

 ホンダの創業者・本田宗一郎氏は、困難な技術開発にも「成功は99%の失敗に支えられた1%」と言ったが、大気汚染防止などに独創的な技術を生み出してきたホンダらしさが、なぜ消えてしまったのか?

 「わいわい、がやがや」と自由に物を言って発想した「町工場」のよさがあったホンダも、大きくなって「普通の大企業」になった気がする。6年前に埼玉県和光市にあった本田技術研究所の四輪車の開発機能の大半を本社へ移し、生産部門や営業の要求が優先されてしまったことも大きいのではないか。

 だとすると、ますます経営責任は大きい。5月に戦略見直しの詳細を発表するそうだが、けじめにも注目したいね。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

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