図書館流通センター 谷一文子社長(1)全国の図書館の受託運営を手掛ける“縁の下の力持ち”
「3位に入れば東京で開催される全国大会に出場できたので、悔しさのほうが勝っていましたね。ちょうどその頃、東京の高校生の一日を描いた庄司薫さんの小説『赤頭巾ちゃん気をつけて』を愛読していて憧れを抱いていたんです。この頃からいつか東京に行こうと思うようになりました」
充実した学校生活を送っていた谷一氏。ところが、3学期に急きょ岡山に戻ることになったという。
「熊本には10カ月しかいませんでしたが、とても濃密で自己形成に影響したかけがえのない時間でした」
熊本と岡山では高校の受験科目が異なるため苦労はしたものの、無事に県立岡山大安寺高等学校に進学。熊本で培った社交性で上級生に可愛がられ、2年生の時には女子としては歴代初の生徒会長に就任した。 (つづく)
(中川明紀/ジャーナリスト)



















